人間形成について考えたい
【人間形成について】
気質と性格というのは少しくくりが違う。
気質は「変えられないもの」遺伝とも言うべきだろうか。
性格は「変えられるもの環境」に依存するのではないだろうか。
今の自分を変えたいと思う人は少なくはないと思う。自分自身のより良い人生を求めるにあたっては、性格を変えるというのはひとつの手段であるかもしれない。
では実際に変えるにはどういうことが必要か。前の記事にも書いたが物事の捉え方考え方を変える「リフレーミング」という技法も大切であるし、認知行動療法で用いる「認知再構成」と言う技法も有効ではないだろうかと私は思う。
「認知再構成」とはどんなものかと言うと、ある物事に対しての自分の捉え方考え方そういったものを自動思考と呼ぶそうだが、その自動思考が本当に根拠があるものなのかをというのを考えることである。
例えば
「仕事でミスをした。私はとんでもないことをしてしまった。もう終わりだ」
という自動思考がある。その根拠は何だろうかと考えていくのである。
・「終わりだ」というのは何がどうなって終わりなのか
・10年後の自分がこのミスを見たらどう思うだろう
・このミスに対して両親、親友だったらどう励ましてくれるだろう
・この思考に関して反論するとしたら・・・
などいろんな視点から考えてみるのである。その結果、
「ミスをしない人間なんていない」だったり
「1年間でミスをしたのはたった3回だった」という事実があったり
「大したことないよよくあるよ」とか
新しい考えが生まれる。
物事を多角的に色んな視点で見ることによってミスをした自分に対しての考え方だったりそれに伴う悲しさ、怒り、寂しさ、悔しさのような感情が減少していくのがわかる。
私は専門家ではないので詳細には説明はできないが実際このような技法を使うことによって自分自身のストレスだったり不安だったりが軽減される経験を持っています。
個人差があるので使える使えないはあるかもしれないけれど、一度そういったものを自分自身の人生に取り入れてみてもいいのかもしれないなと思い紹介しました。